かもめーず

大分・姫島に行ってみた! 火山が生み出した神秘の島・姫島は SDGs最先端未来型の「村」だった!!

2020.03.15

姫島(ひめしま)

2020年3月15日 
春の気配が漂い始めた風の強いよく晴れた日に
大分県、姫島(ひめしま)に行ってきました!

瀬戸内海西部、九州の右上にある国東半島の北約6km、ちょうど周防灘と伊予灘境界にあります。
まずは、国東半島の先っぽの伊美港を目指します。



JR宇佐駅からバスに揺られること1時間
姫島を含め、宇佐駅から伊美港に至る国東半島一帯は「世界農業遺産」に登録されています。
伝統的な農業・文化・景観が残る、のどかな美しい風景です。

さらに姫島は、古事記や日本書紀にも登場する神話の島でもあり、
30万年前の火山活動が生み出した地質学的魅力などを残す地域として、
「おおいた姫島ジオパーク」として日本ジオパーク認定を受けています。

キツネ踊りで有名な無形文化財の盆踊りや
おさかな祭り、車エビ祭りなど、海の幸が楽しめる観光の島としても有名です!
レンタカー、レンタサイクルや、旅館、民宿、ロッジ、
海水浴場やキャンプ場なども充実。→姫島村ホームページ観光情報


見どころ満載の島やなあ!!
など考えてるうちに、伊美港に到着。

さあ!姫島へ!!


伊美港フェリー乗り場

姫島までは村営のフェリーで20分。
姫島は人口2000人足らずの小さな島ですが、「姫島村」という独立したひとつの自治体なのです。
平成の大合併に揉まれながら、生き残った村!!
なので、村役場も議会もあり、
フェリーの船員さんも、切符売りのお姉さんも、みんな村の職員です。
そして、とても親切!!


姫島を目指します!

外海に出るとかなり揺れます。。。
早く着いて欲しいヨ~!と思ったところで無事、姫島到着。ふう!


姫島港フェリー乗り場

姫島港の待合室で、こんなものを発見しました!


姫島ハガキ新聞!!

中学生たちが作った島のPRかべ新聞が、ポストカードに!
しかも、TAKE FREE!!
これは楽しい!是非、島から送ってみよう♡

そして港で見つけたポスター
キツネ踊りの少年×IT企業???


姫島ポスター

どうやら小学校の旧校舎をITアイランドセンターとしてリニューアルし、
現在、東京のIT企業が2社入居中。
コワーキングスペースとしてのレンタルも可能だそうです。
月額使用料5000円、1日500円って、驚きの安さです!!

さらに小中学校の授業でも最新のIT技術が取り入れられているとか!
おお、未来型!!


ITアイランドセンター

島のお土産屋さん??「ビ・ボーン」

「ビ・ボーン」さんに入ってみます。
あ、「Paypay」入ってる!!
島のお店はたいがい、美容室や、飲食店、スーパーマーケットなど、たいてい導入されているそうです。
なんだか、ススんでいる感!!
と、


島のお土産屋さん「ビ・ボーン」

充実(!!)の島の特産品コーナーの横には、駄菓子屋さんが併設???(しかもかなりの品揃え!)

小さなお客さんたちが次々と、小銭を握りしめて駄菓子を買いにやってくる。
大人たちも、酒のつまみにと子供と一緒に駄菓子を買って帰っていく。

「アニョハセオ~」とか挨拶してる
島なのになぜか韓国語が堪能なおじさんは、姫島村の職員さん。
ときどき島で韓国語教室なんかもするらしい。

IT会社で島に来ている方の中にはベトナム人もいるそう。
なんかインターナショナルな島だなあ。。。


ゆりかごから墓場まで??安心サポート島暮らし!

小さな島の割には子供の姿をよく見かけます。
幼稚園も、保育園もある!
全国的に高齢化が進む中、この人口で両方ある瀬戸内の島はとても珍しい!!


姫島保育園

姫島では、仕事をみんなで分け合おうというワークシェアリングを
なんと50年以上も前から行っています。
できるだけ多くの職員を雇用するために、職員の給与を低く抑えており、
副村長や収入役も廃止しています。ナント島民の10人に1人が公務員!

塩田跡で、現在、島の基幹産業ともなっている車エビの養殖を始めたり、
島での暮らしを持続可能なものにしていく努力を何十年も続けてきた結果、
子育てをする人たちが島で働きやすい環境を作っているようです。
なにせ公務員の採用枠が多いことは、Iターン、Uターンがしやすいことにもつながります。

県営住宅や村営住宅もあるし、介護施設もある。


村営住宅

育児環境、仕事環境、生活環境を、小さな島の中で自立して整えていくことで、
最期まで安心して島で暮らすことができる。。。
子供からお年寄りまで、島で幸せに生きていくために、
村という自治体であるからこその、島で暮らす人目線での行政、地域のサポートが手厚い感じがします。

島民の暮らしを守るために尽力された前村長・藤本熊雄氏は銅像にもなっています。
息子の藤本昭夫現村長と続けて、ナント、16期、村長選は61年間、無投票当選だったそうです!!


前村長・藤本熊雄氏の銅像

拍子水温泉に行ってみよう!

島の集落をまわる村営バスはナント無料!!
無料バスを利用して
村営の「拍子水温泉」行ってみることにしました。
運転手さんも、温泉の職員さんも村の職員です(土日の勤務は当番制だそうです!)

この日はバスのタイヤがパンクしてしまったそうで、代車の小さなバンで島を回ります!
拍子水温泉、地元のおじちゃん、おばちゃんたちのサロンのようでした。
オーシャンビューのお風呂!!(さすがに浴場の写真は撮れず!!汗)


拍子木温泉

観光が充実している島なので、
飲食店も、旅館も結構充実しています。
島にはスーパー、商店、飲食店、日用品、美容室など、元気に営業しています。
スナックもあるし!


スナック杉の子♡

スーパーも「Paypay」!!


「スーパーはなだ」とペイペイの幟!

スーパーにこんな貼り紙。
姫島では空き缶のデポジット制度制度があって、
島内で販売される空き缶を持ち込むと10円還元されるというシステム。
回収率は9割をキープしていて、島の環境美化への意識が根付いているとか。


空き缶デポジット制度

お土産屋さんでは、キツネ踊りグッズはじめ、
車エビのほかにも、タコ、タイ、ヒラメ、海産物の加工品がたくさん並んでいます。

姫島では「季節定め」と言って、漁法や、漁の期間など、
昔から伝わる漁業のルールが今も守り続けていて、
水産資源を保護しつつ、本当に美味しい上等な海の幸を届けてくれるのです。

そうやって冬の2日間にだけ収穫された貴重なヒジキは
「幻の2日ひじき」というパッケージで商品化されています。


島の逸品屋「おおいた姫島」

島の特産物に新しい価値を見出し商品開発・販売されている
「おおいた姫島」さんのお店には、離島専門フリーペーパー「リトケイ」が!
国連で採択された「持続可能な社会を目指す開発目標」=SDGsと島での取り組みが特集されていて、
姫島は見開きで紹介されていました!!


日本の島ガイド「シマダス」&島のフリーペーパー「リトケイ」

働き方も、時代の情報や技術を取り入れる教育も、自然と文化を大事に継承される土壌も
姫島の取り組みは、SDGsの考え方にピッタリ!


「次の世代もこの場所でで暮らし続けられるように」
全国共通のこの問いに、姫島から学べるヒントがたくさんあるように思いました。

官民問わず、豊かな島で暮らし続けるために挑戦している姫島の人々は
とても魅力的で、元気をもらえる人たちでした。


島から国東半島をのぞむ


手を挙げて横断歩道を渡りましょう

アクセス

●JR宇佐駅からバス
大分交通 伊美線「伊美」行き
伊美港下車 (所要時間 約1時間 料金 1250円)

●大分空港からバス
大分交通 「国東」行き
国東下車 (所要時間 約30分 料金530円)

乗り換え

大分交通 東国見線 「伊美」行き
伊美港下車 (所要時間 約35分 料金990円)


姫島村営フェリー 伊美港~姫島港
所要時間 20分 料金 580円
(伊美港に無料駐車場あり)


宿泊、飲食など観光情報
姫島村ホームページ



written by おかちゃん