かもめーず

香川県・伊吹島に行ってみた!なんてったってイリコの島!

2019.02.26


伊吹島(いぶきじま)

観音寺港から西へ10キロ。
燧灘(ひうちなだ)の真ん中に浮かぶハート型の島。
豊かな好漁場で、カタクチイワシの生産地として有名です。


観音寺の町のイリコ関連業者が立ち並ぶイリコストリート(と勝手に呼びたくなる道)を突き進んだ先にある
観音寺港から、伊吹島に渡ります。





赤白のテントがカワイイ切符売り場で乗船券を購入し、
船の待ち時間は待合所でゆっくり待つことができます。


ガイドさんに案内してもらうこともできるんですね。

島到着!

島が見えてきました。




海から見える建物は、イリコの加工場です。
島の海岸線に、イリコ工場がズラリと並んでいます。


港にはイリコ漁の船。
伊吹島では全長300mもの網を2艘の船で引くカタクチイワシ漁が行われています。
水揚げされたばかりのイワシは、そのまま、加工場に運び込まれ、イリコに加工されます。
6月~9月の最盛期は
島の半数以上の人がイリコ漁に携わり、活気にあふれているそうです。

鮮度抜群の上質なイリコは著名な料理家たちの御用達。





待合所には、伊吹島の資料が並べてありました。
イリコ漁のr網元リスト!今も15件の網元が、漁獲から加工までを一貫して行っているそうです。

伊吹島には元保育園の建物を利用した民俗資料館もありますので、
歴史は郷土文化が好きな方はそちらもおススメです




船の到着に合わせて、
乗り合いバス(乗り合いタクシーのような雰囲気)が到着していました。
バス停以外でも乗り降りできるそうです。便利!!




港の待合所の前には原付バイクがずらりと並んでいます。
島の人口の割に、すごい数だなあと思いました。


それもそのはず、伊吹島は坂が多い。
くねくね曲がった道や、細い道も多いので、
車よりもバイクが便利なのかもしれません。



島の散策中も、坂を上るバイクと良くすれ違いますので、
交通安全には注意しましょう!





数件ある島の商店では、イリコなどの海産物を扱っています。

小学生たちが作った、イリコの看板がカワイイです。




そして、島の建物ウオッチングも楽しい!

伊吹島の屋根瓦、屋根の端の瓦の積み方が独特なのです。





家の壁板も船板を使っているのか、
貫禄はあるけどパッチワークのような壁が面白い。

石垣の積み方も、アーティスティックです。




そして、鏝絵!!青い色を使った鏝絵は初めてみました!
イリコ漁で潤った豊かな島であることの証明のようでした。





入り組んだ路地散策が楽しい島です。





集落の真ん中には伊吹島の八幡さんがあって、




その前には旧小学校跡があります。

校庭には、瀬戸内国際芸術祭作品でもある「トイレの家」
公衆トイレとして実際に使えます。




建物の隙間から入る光が、
入り組んだ島の路地を連想させてとても面白いです!



芸術祭の会期中は、島の建物でいろんなお店もOPENするようですが、
シーズンオフの冬の島ではそれらのお店は休業中。


イリコ庵

それでも、島の何気ない風景が、ほっこりした気分にさせてくれます。





集落のあちこちに井戸がありますが、

集落のてっぺん当たりのバス停のそばには
荒神社・西の堂と
まるで貯水池のような大きな井戸があります。
初夏には、かがり火をたいて夜神楽が奉納されるそうです。




そして、伊吹島には昭和45年まで「出部屋」という
出産後の女性たちが共同生活をする習俗があり、
出部屋の跡の門柱が残っています。


「出部屋」については、
四国や瀬戸内の魅力を四国外や海外に発信している、ゆう さかなさんの記事がとても詳しいです!
(すごく勉強になった!!)





イリコ漁で忙しい島の日常から離れて、
産後をゆっくりと養生するために生まれた風習だったのかもしれません。
母親と赤ん坊たちは、
この場所から、イリコ漁に出掛ける船を眺めていたんでしょうね。


出産は自宅から、病院で行う方が一般的になるのとともに、
「出部屋」の役割は終わりましたが、
つい50年前まで、すぐのひと時をこの場所で海を見ながら過ごしていたのかと思うと、
この島で生まれた人にとっての原風景だったのかも、と思いました。



そんなことはつゆとも知らず、のんびり遊ぶヤギさん。
平和な島の時間がゆっくりと流れていきました。


アクセス

●観音寺港から伊吹真浦港行きの市営フェリー(㏠4便)

所要時間 25分 運賃 600円(片道)
時刻表・料金表


宿泊施設もあります→観音寺市観光ガイドサイト


written by おかちゃん