来島(くるしま)
来島は、今治北部の箱湾の入り口、本土からわずか240mに位置する、
周囲0.9㎞という小さな小さな島です。
波止浜港から船に乗ります。
波止浜といえば、世界に誇る造船所がある街。
ちいさな船着き場は、まるで造船所の中にあるかのように、大きな船やクレーンに囲まれています。
乗船券は、待合所にある券売機で購入します。
目と鼻の先のような距離ですが、このあたりの来島海峡は日本3大急潮の一つ。
島の周囲は8ノット(時速約15キロ)の急流が複雑に流れていて、昔から瀬戸内の難所として知られており、
「水軍」と呼ばれる海賊たちが、海の交通を取り仕切ってきました。
来島はまさに村上水軍の本拠地だった場所。
海に浮かぶ小高い山のような来島そのものが天然の要塞となっていたため、
山頂に来島城跡や、村上水軍を祭る村上神社などがあり、島が丸ごと村上水軍の史跡のようです。
いざ出発~♪
来島までは船でたったの5分!
あっという間についてしまいます。
あ!船を待つサイクリストの姿が!
「村上海賊」の日本遺産として認定されたことや、しまなみ海道サイクリングで、観光客も増えているようです。
到着です。
水軍の幟が迎えてくれます。
船着き場の目の前に神社があります。船を操る海賊たちの島って感じがします!
こちらが船の待合所。
きれいに整備されています。
史跡マップがありました。
このような史跡があります。海に浮かぶ山城のようです。
ときどき潮流体験の観光船がやってきます。
来島に上陸して史跡を巡るコースもあるそうですよ。
これは何の跡だったのかな。。。?
島をぶらぶら~♪
島の西側は、漁師さんが住んでいるようでした。
家の目の前から船が出せる感じの防波堤。。。
波止浜の造船所が近くてびっくりします!
港の近くに漁協があります。
来島は漁業よりも海運業に従事する人のほうが多かったとか。。。
島で唯一のお店この日は閉まっておりました。
自販機はあるので、飲み物の心配はしなくて大丈夫そうです。
小さな島で暮らす人々
畑で作業をしていたおじさんに出会いました。
定年後、のんびり暮らそうと
今治から生まれた島に帰ってきたそうです。
(島で暮らす人はそんな人が多いみたい。)
お宮の掃除やお祭りのお世話など、
島では島の用事がたくさんあって、けっこう忙しいそうですよ。
確かに島はどこを歩いても、お掃除が行き届いている印象でした。
平成20年までは、水は船で運んでいたそうです。(今は海底送水管)
電気は送電線で、本土から送られてきています。
来島には昔から4つ足動物がいないそうで、
確かに、犬や猫を見かけませんでした。
水軍の末裔の島らしく、
どこか神秘的な雰囲気に包まれているようにも思えた島滞在でした。
アクセス
●波止浜港から馬島行き旅客船「くるしま」に乗船
一日10便
(所要時間 5分 料金 大人 160円)
●観光船 急流観潮船 来島上陸コース
(要事前予約)道の駅しまなみ 0898-25-7338
●海上タクシー 海上タクシーせと 0898-32-3043
マリーンシャトル海上タクシー 0898-23-1397
愛媛ボートサービス 0898-41-6478
今治地方観光情報センター 0898-36-1118
今治地方観光協会 0898-22-0909
今治市観光課 0898-36-1541
written by おかちゃん