かもめーず

香川県・男木島。作り出す島の暮らし

2019.02.25

男木島(おぎじま)

2019月2月25日
瀬戸内国際芸術祭ですっかり有名になった男木島は
高松市沖10.1㎞、面積1.34㎢の小さな島。
近年、移住者が増えており、注目を集めています。


まずは切符を買って出発~!

男木島へは高松港(広いので迷わないようにね!)から
雌雄島海運の「めおん」に乗って渡ります。

切符の販売は30分前から。
女木島を経由して、40分で到着です。


県営桟橋③のりばからです。


男木島・女木島活きのフェリー「めおん」

島、到着~!


船から港を見下ろすと、瀬戸内国際芸術祭の作品でもある待合室が見えます。

港のそばにある鳥居
島の人びとに「玉姫さん」と呼ばれ親しまれている豊玉姫神社の鳥居。


島の入り口!って感じでドーンと建っています。

鳥居の脇では、「漁師食堂」という看板で、テントで海の幸を販売されておりました。
島らしさ満載です!


漁師食堂

瀬戸内国際芸術祭の島

男木島交流館と呼ばれるフェリーの待合所は
瀬戸内国際芸術祭のアート作品でもあります。
いまや島の顔になっていますね!!

芸術祭の会期中ではなかったにもかかわらず、
(しかも寒い真冬のオフシーズンの島!)
カメラ片手の観光客が思いのほか多く
冬の島に行く人はいないだろう、と思っていたので驚きました。

実は以前から行きたいと思いながらも未だに未体験の瀬戸内国際芸術祭!
会期中は、世界中からやってくる観光客で、島はいっぱいになるんだとか。


待合室の中も素敵!

期間中ではなくても、見られる作品はあり、
島を歩くと、あちこちで作品に出くわします。


歩いてる。。。

ウキウキ♡


これも作品。

作品がもともとある島の景観を邪魔していないし、
むしろ、島の魅力に目を向けさせてくれるような作品が多いと感じました。


看板も風景になじんでいるし。。。


会期外でもきれいに清掃されていて、いい佇まい


ただのポストが、作品に見えたりする(笑)

この風景のなかで、島の人々が日常の生活されているというのが
とても馴染んでいる気がします。ちょっと羨ましくなりました。


デコ漁船!


作品なのか、ただ描いただけなのかもう分からない~(笑)

もとからあるの島の風景も、作品と同じ目線でみてしまう。楽しい!!


作品??「積み上げられた瓦」


お猫様まで麗しく


この細いクネクネした道がすでにアートでない??

石垣や坂の多く、車で通れない道が多い男木島では、
昔から荷物を運ぶのに「おんば」と呼ばれる手押し車が使われています。


オンバ。荷物を運ぶの楽しくなりそう♪

島の人びとが使っている手押し車をデコった「オンバ・ファクトリー」
こちらも芸術祭から生まれた、日常風景のアート作品。
残念ながら、工房はお休みでした。


オンバファクトリー


これもオンバ?!

移住者続々、新店舗も続々??

島のあちこちで、建物のリノベーションをしている光景に出会います。
お店なのか、宿なのか、これからもいろいろ増えていきそうな気配。。。


工事中っぽい


改修中っぽい

Iターン、Uターンの移住者が増え、
150人足らずの島の人口の2割は移住者なのだとか。。。
リモートワークをされている方も多いそうですが、
パン屋さんや、ビストロなど、なんだかおしゃれなお店も増えてきているようです。


オサレヘアサロン!美容室と、マッサージとかのお店


とても美味しそうなビストロ


涙(( ;∀;))

しかーーし、オフシーズンだからなのか、残念ながら、軒並みお休み~~~。。。

男木島図書館

そんな中、開いていた「男木島図書館」


ボランティアの手によるセルフリノベーション!

カフェスペースもありますが、
ここはあくまで「図書館」です。


数千冊の本が並ぶ

移住した人たちの子供のために、
2011年から休校していた保育園、小学校、中学校が2014年春に再開しました。


再開された小学校。体育館は瀬戸内国際芸術祭の作品!

休んでいた学校を再開するだけでしょ、と思いきや、
島の学校を再開させるのは、実はとても大変なことで、
男木島に限らず、島に子育て世代が移住する際の大きな壁になっています。

男木島図書館の館長をされている額賀順子さん家族が、
島の移住を決めたときに、島内外の島関係者約900筆の署名を集め、高松市と掛け合ったそうです。

2014年に仮校舎で再開し、2016年に新校舎が完成。
(耐震の関係で旧校舎での再開はできなかったのですね。)
建て替えられた体育館はなんと、瀬戸内国際芸術祭のアーティスト作品!!


小中学校の子供たちの畑

そして、島で子供を育てる、文化的な暮らしをおくるためには図書館は欠かせない!

額賀順子館長の、そういう熱い思いで作られた島の図書館は、
廃屋同然だった建物をリノベーションして、2016年に開館されました。
本と人、人と人とをつなぐ場所として、島の人にも、島を島を訪れる人にも愛される場所となっています。

男木島図書館


一冊一冊の本が男木島灯台のように子供たちの未来と大人の希望を照らすというモチーフの看板

島での生活に豊かな文化土壌を育む島に根ざした文化拠点、そんな場所となっているようです。
面白そうなイベントも企画されています!


俳句なんて面白そう!

島で豊かに暮らしていく環境を、
島で暮らすことを決めた人たち自ら作る努力を重ねているように感じました。
素敵だなあ!!

海を眺めながら、島で暮らす

人口150人足らずの島ですが、
瀬戸内の海と島を望められる場所に、高齢者介護施設があります。


高齢者介護施設「湯遊の館」

男木島・女木島、2島の人々が利用されているようです。

海と空を眺めながら
豊かな自然と、のんびり穏やかな時間のなかで
のびのび育って、子育てをして、心穏やかに老後が遅れたら幸せですね~。


もうすぐ瀬戸の夕暮れタイム

そんなことを思いながら
介護施設を過ぎ、男木島灯台を目指して、
自然に囲まれた道をどんどん北に向いてを歩いていきました。


灯台の道すがらにはイノシシのワナ発見!!

かの有名な男木島灯台に到着!
明治時代につくられた石造りの灯台。
建築好きにはたまらない♡♡♡ハンサムな灯台。


男木島灯台

宿泊した民宿「さくら」


民宿さくら

夕食は、宿の主人が釣ってきたお魚づくし!!鮮度抜群です!
常連さんは、新鮮な魚料理と、のんびりした島時間を味わうために
むしろ観光オフシーズンに来ることが多いとか。


めちゃくちゃ美味しかった!!

「夜のフェリー待合所がライトアップされてきれいだよ」
と、教えていただき、見に行きました。


水面に映る建物が、貝のようでまた素敵!

しずかな夜、波の音。
人けがなくても何かに包まれるような安心感。
島の本当の良さは、オフシーズンの日常の中でこそ味わえるものなのかもしれません。


もともとこの場所にあるもの 新しく生み出していくもの
住んでいる人 やってくる人

それらが穏やかな島の暮らしの風景の中で、うまく混ざり合っているように見えたのは
まさに今、島の幸せな未来の暮らしを、島の人たち自ら求めて、試行錯誤を続けているからなのかもしれません。

これからの、男木島で作り出される暮らしも、見てみたいなあ、
帰りの船では、そんな気持ちが止まらなくて、
「また来るよーーー」と、心に誓ったのでした。




また来てニャ

アクセス

●サンポート高松(高松港)の県営桟橋③のりば高松港から
男木島・女木島行き雌雄島海運フェリーで40分
(所要時間:40分/料金510円)

1日6往復、
夏期、瀬戸内国際芸術祭会期中は増便
雌雄島海運ホームページ

観光情報
香川県観光協会
雌雄島海運・男木島観光情報

瀬戸内国際芸術祭公式サイト


written by おかちゃん