かもめーず

愛媛県・大三島に行ってみた!(後篇)建築から生まれる島の未来

2018.08.30

大三島(おおみしま)

広島県三原市と、愛媛県今治市のほぼ中央に位置する
芸予諸島最大の島。
しまなみ海道では愛媛の玄関口となっています。


→愛媛県・大三島に行ってみた!(前篇) 瀬戸内海に鎮座する「神の島」
からの続き


宮浦地区は、大山祇神社に参拝する門前町として栄えた地区で、


港の前にそびえる大きな鳥居!


宮浦港には大正元年から汽船が就航し、
その後大型フェリーや水中翼船・高速艇などが寄港する観光港となり、
港から大山祇神社までの参道は土産物店・飲食店等が並び
大三島の中でもっとも賑やかかだったエリアです。



昔のお店の地図
こんなに賑やかな通りだったんですね!!


戦いの神様でもある大山祇神社。



源平の時代から、歴代の多くの武将たちが戦勝祈願に大三島を訪れ、
戦に勝ったのちのお礼参りでは、甲冑や鎧などを奉納し、


そのため、日本の国宝・重文指定の武具甲冑の8割が
大山祇神社に所蔵されていて、
大三島は「国宝の島」と呼ばれているそうです!

すごい!!



すぐそばに、大三島美術館もあり、



周りはお土産屋さんらしき店がチラホラ。



へえ、イノシシのラーメンだって!!


(大三島ではイノシシ肉や、イノシシレザーなど、
イノシシの活用が盛んです。)


ポツリポツリと開いているお店はあるものの、
大三島の前の参道は、シャッター街。。。



古びた建物は、歴史の面影を残す素敵なものが多いのですが。。。


「寿し」と亀の立派な鏝絵!


センスある扇子の摺りガラス!


たまらない揺らぎガラス!


参道と港の間は、かつて大三島町庁舎があり、
かつてはオフィス街?だった場所もなんだか寂しい。。。


旧庁舎(現在は支所)

庁舎前のビル



1999年に「しまなみ海道」が開通し、
宮浦港から参道を通って大山祇神社を参詣する方が激減してしまい、
さらに追い打ちをかけるように、2012年すべての定期航路は廃止となり、
宮浦の参道沿いのお店はすっかりさびれてしまったのでした。


しまなみ海道の発展の裏側に
そんな現実があったなんて。。。


宮浦港


赤い桟橋の宮浦港。
とても立派な港なのですが、全く船が見当たりません。

港なのに船がない不思議な風景。。。


港は、バスの駐車場として使われているようです。



灯篭が並ぶ参道


知り合いの美術館を作るために大三島を訪れた伊東豊雄さんも、
さびれてしまった参道をみて、何かしたいと思ったのでしょう。


みんなの家


「これからの若い建築家を育てたい」という夢から生まれた
伊東さんの私塾「伊東建築塾」に集う若者たちと
毎年のように大三島でワークショップを行われています。

その中で生まれたのが、
参道沿いにあった元・法務局の建物をリノベーションした
「大三島みんなの家」。

地元の方や、観光客の交流の場所にもなっています。


参道沿いには魅力的な建物と歴史がたくさん!


地域の歴史の文脈を大切にして、
社会に寄り添った建築教育を目指す「伊東建築塾」と
ともに歩む『日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト』は、
ワイナリーや宿泊施設など、大三島の11か所で進行中なのだそうです。


大三島ブリュアリー


島の住人と、「伊東建築塾」の参加者の交流を通じ、
大三島のの魅力を感じて、移住する若者も増えているようです。

参道沿いには、クラフトビールの醸造所が新しくできたばかり!


楽しみですね!!


ゲストハウスOHANA


参道から少し離れたところには、小さなゲストハウス。
世界中から旅人が訪れるようです。




見学ができる伯方の塩工場と、
そのとなりに海水の温浴施設マーレグラッシアがありました。



大三島は、昔も今も、観光の島。


旅の形が変わっても、人々を癒す島であり続ける
これからの島の形が作られようとしている気がしました。



アクセス


〇しまなみ海道 大三島IC降りる

〇忠海港(竹原市)~大三島フェリー
 1日10便
 盛港まで直行20分
 大久野島経由30分
 料金 大人 370円

 時刻表・運賃表 

〇今治港 大三島ブルーライン
 フェリー1日2便 1時間 760円
 旅客船(車は不可)1日3便 30分
 
 時刻表・運賃表 

〇バス 
 広島~大三島 広交観光
 時刻表・運賃表

 福山~大三島 中国バス
 時刻表・運賃表

 松山~今治~大三島 せとうちバス
 時刻表・運賃表

◎大三島へのアクセス こちらのサイトがとてもわかりやすいです!
 https://rito-guide.com/oomisima-access/


Witten by おかちゃん