かもめーず

山口・佐合島に行ってみた!小さな島に集まる自由な人々。

2019.04.23

佐合島(さごうしま)

2019年4月23日

山口県佐合島に行ってきました!

佐合島は平生町佐賀地区の南西海上1.9キロ、
瀬戸内海国立公園内にある周囲5.5キロの小さな島です。


柳井港を出発して、
八重桜と、菜の花と、緑の新芽が美しい、
平生町という田園地帯をバスに揺られること40分。

佐合島に渡る船は佐賀という小さな集落の漁港から出ています。
のどかな小さな集落の真ん中に、大きな鳥居がそびえています。


海に面して大きな鳥居がある

今回、佐合島を案内して頂いた原康史さんを訪ねました。
世界中を旅し、ここ、佐賀を拠点に
自然体験プログラムを提供する「ダイドック オーシャン カヤックス」を主宰されておられます。

この一帯の海域は、瀬戸内海でも有数の美しく、穏やかな海域で、
カヤックや、SUP、ヨットなどに、とても適した海域なのだそうです。
日本の伝統航海を復活させようというプロジェクト(瀬戸内伝統航海協会)も進行中!!!

今回訪問する佐合島の小学校跡で、
子供たち向けの冒険学校の拠点をつくり、
キャンプをしたり、海や山で様々な体験をしたりしているそうです。

この日は原さんが、島の浄化槽の清掃作業をお手伝いに行かれるそうで、同行させていただくことにしました。


原さんが主宰する「ダイドック オーシャン カヤックス」

さあ、佐合島へ!

佐合島行きの渡船は港、佐合島、馬島、麻里布を連絡しています。
(平生町の佐合島、田布施町の馬島、2つの自治体をまたいで行き来するんですねー。)


平生漁協(建物がカワイイ!!)の前に渡船乗場はあります。


乗り場の目印はこの看板のみ!


渡船乗り場の桟橋

佐合島は人口17人の小さな島です。
明治時代には1000人近くの人々が暮らしていて、農業・漁業だけでなく、海運業も盛んだったそうです。
こんもりと2つの山がつながり、島の真ん中の中腹に八幡宮のご神木が見えます。
小学校は昭和36年に閉校となっています。


佐合島は目と鼻の先。あっという間に到着します。

佐賀港からわずか8分。
港のすぐ目の前に、旧佐合島小学校跡・原さんがご自身で建てられた!ダイドック冒険学校があります。
小さな待合室の隣には集会所。

早速、本日の作業のために集まってきた自治会長さん、
そして、作業着を着てやって来たのは、ときどき島に遊びに来ているお兄さん!!?

おやおや、島民以外の人が、島の作業のお手伝いをしている面白い現象(^^♪
しかもみなさん、顔見知りで楽しそうです。


佐合島小学校跡にダイドック冒険学校が建つ

小型バキュームカー出動!

小さなバキュームカーで、島の家々を周り、浄化槽の清掃。


お仕事中~!

港の橋に浮かんでいるし尿貯留運搬船に移したら、バキュームカーをきれいに洗います。
島民の島民による自治。それをサポートする人の関係が素敵だなと思いました。


小型バキュームカー。洗浄までも自分たちで行う。

作業の様子を見に、ふらりとやって来たおじいさん。
原さんがこの島で活動することをサポートしてくださったそうです。
さっそうと自転車に乗られておりますが、90歳超えているとか!!


娘さんが学生時代に使っていた自転車を直して使っているそうです。

なんにもない、それが贅沢!

島を探検してみます!
集落のは砂浜に囲まれていています。
小さな集落なので、集落の端っこまで、歩いてもすぐにたどり着きます。
かつては海運の豪商などもいて、お店もたくさんあったようですが、今はお店はおろか、自販機もありません。


集落を抜けるとビーチ!


タバコ屋さんの看板もだいぶ年季が入っています。


ところどころに家庭菜園


大根の花が満開~!


あちこちに井戸を見かけます。

集落の真ん中にあるお宮にお参りをして、坂道を降りていくと、
先ほどのおじいさんが、何やら作業をしておりました。


こちらの八幡様には大きなビャクシンの大木があります

島生まれ、島育ちのこのおじいさん、
奥様は岩国で美容室を経営されているそう。
ということで、ときどき岩国の二拠点生活。。。


透明度抜群の海を眺めて暮らすぜいたくな暮らし。。。

島には別荘のような建物があったり、
母親の実家に手を入れながら、毎月通ってくるお兄さんがいたり、
東京の大学の先生が住んでいたり、(島から通勤!!)
原さんのように島をフィールドとされる人など、
まるっきり島に住んでいるのではないけれど、島を行ったり来たりする人がたくさんいるようです。


まるでロッジ!


庭にピザ窯。海を見ながらピザをいただくという羨ましい環境!

高齢化も進み、もしかすると、いつかは無人島になってしまうかもしれない。。。
けれども、
豊かな自然と、穏やかな海と砂浜を眺めながら、思わず時間を忘れてしまうような、
なんにもないからこそ味わえる贅沢な体験。
そんな島の魅力に惹かれて、島を行き来する人々は、きっとなくならないだろうな、と思いました。

原さんのお話によると、こども冒険学校に対しても、島の人々がとてもやさしい。。


佐合島の港

島に住む人、島に通う人、
きれいな海を見て、空を見て、かもめの鳴き声を聞きながら、
ここで過ごす時間は、なんだかみんなハッピーになれる気がしました。


アクセス

JR柳井駅より
上関方面行バスで40分「佐賀」下車
防長バス時刻表

バス停より佐賀漁港 徒歩10分
佐合島・馬島行き渡船 1日5往復
運賃 大人160円
平生町HP

お店・自動販売機、宿はありません。


written by おかちゃん