仙酔島(せんすいじま)
広島県観光スポットランキングで上位にくる「鞆の浦(とものうら)」。
歴史情緒のある町並みは映画やドラマ、アニメの舞台としても登場します。
そんな鞆の浦から目と鼻の先にあるのが「仙酔島」です。
面積は0.92㎢と小ぶりな島。
かつては人が住んでいたこともあるようですが、現在の島民は…ゼ~ロ~!
そう、ゼロ!無人島なんです!なのに鞆の浦と仙酔島を結ぶ渡船の便数は1日40往復!?
なぜそんなに船便が必要なんでしょうか??
答えを求めにいざ仙酔島へ。
渡船 平成いろは丸
島には「平成いろは丸」で渡ります!
幕末の志士・坂本龍馬が率いる海援隊が乗り込んだ蒸気帆船を再現したそうです。
かっこいい見た目!帆船風ですが動力はディーゼルです。
乗り込みは船首のランプウェイからでした~!高まる~!笑
船内の造りも良いですね!平成いろは丸に乗るだけでも満足しちゃいそうです。
船にうっとりしていると、あっという間に仙酔島に着きました!
仙酔島に上陸!
乗船時間わずか5分、人の歴史を感じた鞆の浦と雰囲気がガラリと変わって、
人工的な音のしない自然を身近に感じる船着き場です。
いざ!便数の秘密を探るために、まずは船待合所へ。
中には島の情報を知るポスターなどが貼られています。
ん?
んん?!!
これはあれですね。
恐らくですが、あれですね。
ポスターの言葉を借りると“ただただのんびりゆったりと”過ごす島!笑
年間45万人が訪れる島
それもそのはず、ここ仙酔島は“仙人も酔いしれて舞い降りた”と言い伝えられる程、見事な自然を有した島。
瀬戸内海国立公園の中心地でもあり、豊かな自然環境や特異な地形が見られます。
年間45万人もの利用者があるそうなので、便数の多さも納得です。
夏は海水浴、春秋はトレッキング、アウトドアが苦手な人には国民宿舎で物づくり体験のメニューもあるようです。
遊んだ後には入浴施設もあるので、さっぱりしてそのまま日帰りするもよし、国民宿舎やキャンプ場で1泊するもよし、都合に合わせて滞在できるのも良いですね!
仙酔島は潮と潮がぶつかり合う地球のエネルギースポットだそうで、なかなか強力なパワースポットとのこと!
ゆっくり滞在してパワーを蓄積したいところですが、都合上この旅の滞在は90分…!くぅ…!
ちなみに島内には商店がなく、自動販売機も船待合所や国民宿舎にあるだけなので、
来島の際にはもしもに備えた準備で臨んでください!
あと道も狭くて軽自動車1台が通るのがやっとです。
時間帯によってはこんなスリリングな光景がみれますよ!
あとあと、害獣として狸がいるそうです。
ちょっと見てみたかったな…あ、会っても狸にエサはあげないでくださいね。
アクセス
●JR福山駅(南口)からバス
〇鞆鉄バス 鞆線「鞆港」行き
鞆港下車(所要時間:約30分/料金:大人120円)
●福山市営渡船場(鞆港)から渡船
〇平成いろは丸 鞆港~仙酔島
(所要時間:5分/料金:580円)
鞆港から朝7:10~夜21:30の間、1時間に1~3本のペースで運行。
■国民宿舎 仙酔島HP ※2021年3月で閉業予定
■広島県HP「仙酔島集団施設地区 瀬戸内海国立公園」
written by なっちゃん