豊島(てしま)
2021年11月、瀬戸内海にある豊島(てしま)に行ってきました!
何度となく訪れている豊島。
2015年の国勢調査によると島の人口は867人とのことですが、
最新の2021年情報だと約780人ほどだそうです。
年々人口が減るのはどの地域も同じですが、やはり気になりますね。
豊島は瀬戸内国際芸術祭という、
2010年から3年に1度開催されているアートイベントの会場でもあります。
島のあちこちに作品が点在していて、芸術祭期間外でも見れるものがあります。
今回の目的は、初年度に制作された「ストーム・ハウス」という作品。
こちらが2021年11月末で公開終了となると聞いて、お別れを兼ねて訪問しました。
宇野港から豊島の家浦港へ!
香川県側からではなく、岡山県の宇野からフェリーで豊島(家浦港)に向かいます。
乗船時間はフェリーで40分、小型の旅客船なら25分ほどです。
午前中は風もなくてぽかぽかした陽気でした。
(さすがに風が冷たくてずっとは外に入れませんでした)
スイスイと島々の横を進んでいくのが気持ちいですね~。
船が着いたらシャトルバスへ!
そして豊島の家浦港に到着!
先陣を切って船から降りるのはネコ(手押し車)でした!笑
到着してすぐに、家浦港出発する豊島シャトルバスに乗ります。
車両も新しくなり、ICカードが使えるようになっていました。
(バスの写真を撮り忘れてしまったので土庄町サイトから拝借)
ストーム・ハウスにほど近い清水前バス停で下車。
バスはどこまで乗っても1乗車200円のようです。
バス以外では、レンタサイクルを使う方をよく見かけました。
豊島は坂道が多いので、体力に自信があればになりますが、
小回りの利く自転車の方が島を巡るのには良いかもですね。
豊島を歩けばアートに当たる
下車した清水前の近くにも作品があります。
青木野枝(あおきのえ)さんの「空の粒子」。
こちらも2010年から設置されている作品で、
11年も経つと豊島の風景の一部として溶け込んでますね~。
そこから歩いてすぐの場所にある「島キッチン」。
レストランとして運営されていますが、こちらも実は作品(作家:安部良)!
最近「2021年日本建築学会賞(作品)」を受賞されたそうですよ。
今日はこちらでランチもいただきました。
島で採れた野菜やお魚を使ったランチプレートに、
果実を工夫したドリンクが人気メニューです。
芸術祭期間中は混みあっていてなかなか入れないのですが、
期間外の晩秋とあって、のんびりした島らしい空気が流れていました。
そしてストーム・ハウスへ!
お腹を満たしたところで本来の目的地「ストーム・ハウス」へ。
島キッチンから歩いて3分ほどの距離にあります。
公開終了直前という事で、訪れる人も多いような感じがします。
「嵐が来て、過ぎ去るまでの約10分間の稲光や雷鳴が体験できる。」という説明の通り、
体感型のアート作品(作家:ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー)です。
始めてストーム・ハウスという作品と出会った日から、
これまで何度か経験した芸術祭を振り返りながら・・・
気がつけば3回くらい嵐を体験してました笑。
お別れする寂しさを感じつつ、改めて良い作品に出会えたという感動がありました。
絶景スポットと絶品スイーツ
その後は「豊島美術館」を鑑賞するために坂を下る事約10分。
美術館前の坂道は島の中でも人気の絶景スポット。
目の前に開ける海が爽快な場所です。
ついつい、海よりも道横にあるミカンに目が奪われちゃいました。
豊島はミカンやレモンなど柑橘も美味しい島ですよ~。
豊島美術館で洗練されたアートに触れた後は、
もう一度、清水前のバス停に戻ってバスを待ちました。
(ちなみにもう少し手前にもバス停がありますよ)
このバス停の前には「清水六角庵」という待合所があり、
中には色々な人が持ち寄った本が置かれていました。
バス待ちの時間でも退屈せずありがたかったです!
家浦港に戻ってきたら、船が出るまでの間に「いちご家」へ!
豊島に来たら絶対行きたいこのお店。
今回はじめてクレープを注文してみましたが、生クリームのボリュームがすごい!
オプションで付けた生イチゴが甘酸っぱくて爽やかな後味にしてくれましたでした。
帰りの船は小ぶりな旅客船。
こんなに遊びに来られていたんだな~とびっくりするくらい人がいて、
コロナ感染症の影響も少しずつ無くなっている感じがしました。
来年には「瀬戸内国際芸術祭2022」が行われる予定なので、
ぜひ豊島にも遊びに行ってみてくださいね~。
アクセス
●JR宇野駅から徒歩5分
〇小豆島豊島フェリー 宇野港~家浦港
(所要時間:[高速船]約25分/料金:780円、[フェリー]40分/料金:780円)
高速船1日往復5便、フェリー1日往復4便 運航
■豊島シャトルバス時刻表
■豊島(てしま)・島の学校
■瀬戸内国際芸術祭2022(豊島)
■ストーム・ハウス
■島キッチン
■小豆島豊島フェリー株式会社
written by なっちゃん