津島(つしま)
しまなみ海道の大島・吉海町の幸(さいわい)港から、西に4キロ。
来島海峡の北の入り口に位置し、昔は門島と呼ばれていたそうです。
しまなみ海道で大島へ。
大島の南側の集落・吉海町の幸港を目指します。
幸港、到着!
とはいっても、広い空き地に赤い桟橋があるだけで、
切符売り場などの建物もありません。
案内表示などもないので、分かりにくいかも。。。
臆さず、時間になったら船に乗りこみましょう!
出発です!
かなり年季の入った小さな船です。
とおくに来島海峡大橋がきれいに見えます。
津島到着
こちらも赤い桟橋の小さな港。
島の情緒たっぷりで、映画のロケ地に来たような気分です。
砂浜も、海の向こうのしまなみも、
美しくカーブを描く波止も、心洗われるような風景。。。
猫たちも超リラックス。
島散策~♪
昭和20年代には約600人もいたという島の人口も
今ではわずか10人そこそこ。
歩いてもひっそりとしていますが、
昔から海運で栄えたという島だけあって、
なかなか立派な建物が多いです。
昔、お店だった場所はありながらも、
現在、島にはお店も宿もありません。
ときどき、島の集会所に集まって、
住民たちが交流をしているようです。
診療所もなく、年に一度の検診と、二か月に一度、健康相談があるそうです。
幸港まで船で渡れば、周辺にお店も病院もあるので、
慣れていれば問題はないのかもしれません。
集落の真ん中にあったお寺は、きれいに整備されていました。
日曜学校ではどんな勉強をしていたのでしょうか??
井戸の跡や、
絵になりすぎる消火栓。
こう見えて、津島の水道普及率は100%だそうです。
人には会わないけれども、猫には遭遇します。
まどろむ猫たち。
リラックス感ハンパない(笑)
ときどき見かける威嚇するような門は
イノシシ対策なのでしょうか???
ひっそりと置かれていた船の模型??
島の神社には海上安全を祈って大型帆船5艘が奉納されているそうで、
海運で栄えた島らしいエピソード。
この島は昔から殺生を嫌い、
漁業が発展しなかった理由だといわれているようですが、
かつて盛んだった海運業も、
次第に事務所が今治市内に移されていったそうです。
集落の所々で現れるイチジク畑。
明治時代からイチジクなどの果実の栽培が有名だったそうで、
特に「津島イチジク」は、高値で取引されていたとか。
集落の端には津島小学校跡地がありました。
昭和38年に津島小学校は閉校となり、
それ以降は、子供たちは吉海の小学校へ船で通学していたそうです。
現在、ここにはログハウスが建っていて、
交流体験の場所として活用されているようです。
目の前は、砂浜や磯があり、自然体験をするにはもってこい!
マラソン大会や、餅つき大会などが行われたりしているみたい。
風光明媚な瀬戸内の島の風景を、堪能できる場所だな~♡
なんて思っていたら、海に浮かぶちいさな宿として話題の「ガンツウ」がおりました!
港はすっかり潮が引いていて、そろそろ帰りの船の時間。
言われてみれば、たしかに漁船は泊まっていない感じですね。
そうそう、こちらの港も待合室などはございません。
青いベンチが4つ並んでおります。
帰りの船ではより近くでガンツーを見ることができました!
地元の人もあまり知らない秘境の島のように思っていましたが、
行ってみたらパラダイス♡♡♡
こんな島が愛媛にもあったんですね~♡
アクセス
大島・吉海町 幸(さいわい)港より
●さざなみ渡船(津島~幸航路)
1日3往復(所要時間 10分 料金 大人 200円)
時刻表・料金表
written by おかちゃん