八島(やしま)
上関港から南へ12キロの沖合にポツンと浮かぶ八島は
山口県の最南端に位置し、
南北に長く、二つの島がくっついたように見えます。
北側にもかつては集落があったようですが、
今は八島港周辺に集中しています。
八島行きの船は、上関港、室津港から一日3便出ています。
上関港、室津港へ車でも行くこともできますが、
(バスも1時間に1本(所要時間1時間程度)出ています)
今回は、柳井港から、祝島行きの船で室津港に渡ることにしました。
室津港と上関港は上関海峡を挟んで向かい合っています。
上関港のある長島と、現在は橋でつながれています。
このあたり、昭和49年のNHKドラマ「鳩子の海」の舞台になった所だそうです。
室津港には道の駅・上関海峡があり、
「鳩子の温泉」や木造4階建ての洋館・四階楼などがあり、
日曜には朝市も開かれています。
船の待合所
小さな待合所ですが、
割とひっきりなしに人が出入りしています。
船に乗って八島に出発。
上関大橋をくぐって、外海に乗り出します。
案の定、海は荒れていて、船は大揺れ。。。
30分の航海の末、八島に到着。
写真ではわからないのですが、メッチャ風強い。。。
船の待合所&切符売り場はきれいに整備されてます。
島散策~♪
島を歩くと
これらの絵は、島の区長さんが、島が少しでも賑やかになったらと、描いたもの。
動物シリーズ
島中のあちこちに飾られていて、
歩いていて楽しいです(^^)
建築会社の保養所のような建物にも動物の絵。
ちなみに一般の宿泊施設はありません。
集落のところどころに水路があり、
石垣に扉???
島で唯一のお店です!!
日用品がそろっていて、島の暮らしを支えています。
小さな島の挑戦!
集落中央に、ふれあいセンターと診療所、
お向かいには郵便局もあります。
人口20人の島に、これだけの施設が整っているのは珍しい。。。
郵便局も職員さんが常駐されているし。
(島外の方が、平日は島に宿泊しながら通われているそうです)
島の歴史は古く、弥生式土器が出土していたり、平家伝説も残っております。
かつては牛の放牧が盛んだったようですが、今は牛はいないそうです。
島は好漁場に恵まれていて、主要産業は漁業です。
とはいっても、人口のほとんどは既に高齢者。
「超高齢化」がすすむ八島に、上関町で初の地域おこし協力隊が赴任し、
退任後もこの島に定住しているそうです。
八島ふれあい祭りなどの、島おこしイベントもされているようですね。
八島ドルってなんだろう!?(笑)
退任後は、ヒジキの収穫や、
草刈りなどの島民のお困りことのお手伝いをされているそうです。
そのせいか、島中、掃除や草刈りが行き届いているように感じました。
超高齢化対策の試金石?
80歳を超えても島で安心して暮らすことの小さな試みのようですね。
お寺を目指して坂を上がると、
美しい石垣や井戸がある小径。
こんなのも登場しますが(笑)
てくてく歩くのが楽しい島です。
坂の上から集落を見下ろすと、深い深い青い海。
これからの若者の活躍、なんだか楽しみです。
アクセス
●八島~上関航路 「かみのせき丸」(1日⒊便)
上関港~(5分)~室津港~(30分)~八島港
(料金 大人 上関600円 室津590円 )
料金・時刻表
上関町役場 産業観光課 商工観光係 電話 0820-62-0360 FAX 0820-62-1528
●上関、室津へのアクセス
柳井港から 柳井~祝島航路で、室津 or 上関で途中下船
料金・時刻表
柳井駅から 防長バス「上関行き」で、室津(「道の駅 上関海峡」停留所) or 上関(「渡船場前」停留所)で下車
written by おかちゃん